愚禿山農園もちつき

ご案内頂いて愚禿山農園の山ノ内さん主催のもちつきに行ってきました。

馬のような杵(きね)を足で踏み込んで振り上げて臼(うす)に落として餅をついていく器械?で僕も杵も臼も一通りやらせてもらいました。

杵は踏み込みすぎると勢いよく戻って来すぎるし、力が弱すぎると手元まで戻って来ないでまた落ちてしまうため、力の加減が難しく、杵つきと臼とりのリズムや呼吸を合わせるのが大変なんだなと思いました。

こういう共同作業を一緒にやることで、家族や近所の人とのコミュニケーションやチームワークが育まれて行くんだなということが実感できました。

また、一年に一回しか機会が無いため集まって多くの人数でやることで技術が伝承されて行くということもよく分かりました。

ちなみに今回使われていた木の臼は少なくとも100年は使われているとのことでした。片付ける時に転がしましたが、見た目から想像した2、3倍の重さがありました。

この日は山ノ内さんの親戚やご近所の方と移住されてきている方がいらしており、主に森林組合経由で森林の整備をされているご家族とそのお友達の北海道在住のステンドグラス職人の方、土木の仕事と農作業を行っているご家族、行政書士の女性、新規就農を目指す女性、今治の大三島で自然農園を営む方などたくさんの方がいました。

個人的には自然農園を営む方とお話した時に、「今まで君みたいな人に色んな話をしてあげた経験があるけど、何度も裏切られてきたからあまり真剣に話そうと思えない。構造上の問題だしやってみた人にしか本当の部分は分からないと思う。」と言われました。

僕が農業をやってみたら構造を変えられるのかは分かりませんが、今の農業の構造や仕組み、あり方の延長線上に未来の答えはなく、新たな視点が必要ということを改めて感じました。

また、自分のコミュニケーションのとり方や見え方についても整理して見直す必要があるのかな、と考えています。現時点では消化不良でどうすれば良いのかはっきりしていませんが、まず問いを立てることが必要かなと。

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