鎌田農園さん忘年会(Peak Farmさん)

以前農作業のお手伝いさせて頂いた鎌田農園の鎌田さんにお誘い頂き忘年会と1月から独立就農される森川さんの送別会に参加させて頂きました。

鎌田さんと森川さんの他にpeakfarmの坂下さんご夫妻と東予地方局地域農業育成室の澤田さんと宮岡さんでいちくらカフェでお食事をさせて頂きました。

いちくらカフェの料理めちゃくちゃ美味しかったです。鎌田農園さんのお野菜もかなり使われていて鎌田農園さんがこの地域で本当に信頼されている様子がとてもよく分かります。

バジルソースを作りたくて農業を初めたという坂下さんご夫妻と対面の席でたくさんのお話を聞かせて頂きました。

奥様が西条のご出身で関西の大学で知り合い社会人になってから再開して石鎚での登山をきっかけに交際が始まったというお二人は就農して5年目で軽い気持ちで初めた農業ですが試行錯誤を繰り返しながら進んでいるとのことで、リアルな体験を聞かせて頂きました。

特に印象に残った言葉として、農家さんが言いがちなしんどいとかきついとか儲からないという口癖をなるべく言わないようにしているということです。

産直市場だけでなく加工品としてバジルソースやトマトソースを作って東京などのマルシェに売りに行ったり非常に積極的に活動されていて、しっかりと休暇を取って遊びに行くようにしているとのことです。

ロゴやブランディングにもこだわってデザイナーさんに色々と探して作ってもらったり、色々なマルシェに出店したりとしっかりとお客さんに価値を感じてもらって販売するという姿勢が感じられました。

また、当初目指していた有機栽培やバジル栽培から撤退した際の意思決定の過程も大変勉強になり、夫婦二人三脚で色々な議論をして試行錯誤を繰り返しながら進んでいる様子がよく分かります。

私は机上で計算しているだけですが、奥様の出身地で土地と家が比較的簡単に見つかったとはいえ、農業の世界に飛び込んで5年間続けるっていうのはものすごいことだと思います。

現在困っていることは農地を広げたいのに土地が見つからないことだそうです。この西条でも農地がどんどん放棄されているとはいえ、農家さんにとって使いやすい農地はまだ使っているため、不便な場所にあったり、形が悪かったり、日当たりや水はけなどの条件が悪い土地しか回ってこないそうです。

その他、西条の人材流出についても優秀な人材ほど大都市に出ていき、大企業に努めて戻って来ないという現状があるようです。

また、私が考えていることについてもある程度お話させて頂き農家さんとしてのフィードバックを頂きました。現時点では少量多品種を栽培しているような有機農家さんを対象としていますが、本当にその人達だけを対象にした商売で良いのかどうかについてはもう一度検討が必要かもしれません。

農家さんと農地の数だけ栽培方法も違いますしいろいろな農家さんやお客様を巻き込むことが出来る仕組みが必要とされているのかもしれません。

色々なお話を聞くたびに勉強になります。そして裏側で動かさないといけない仕組みについて想像して頭を抱えます。笑 

お話に夢中になりすぎて去年の春まで女子大生だったかわいい23歳の女性公務員とあまり話せなかったのが心残りですが、またの機会に取っておきます。

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